物販小売りは利益率より回転率重視で!!![24]
商品選びの利益率とは=商品利益率
利益率(%)=利益/売上高*100 の数式で表す。例えば仕入れ¥1000の商品を¥1800で販売すると1800-1000=¥800の利益になる。
数式から
800/1800:*100=44,4%が利益率。
ちなみに「健康めがね」は価格3500円。
委託卸は60%なので3500*60%=2100円。利益は1400円。
したがつて
1400/3500*100=40%が利益率。
販売には物流コストや人件費・家賃などがかかるので、最終的には
商品利益ー(物流コスト+人件費+家賃などの経費)=商売の利益率
が決まる。「健康めがね」の販売経費に1ケ当たり300円の経費が掛かるとすると、
3500円-(2100+300)=1100円
1100/3500*100=31.4% が商品利益率となる。
商売初心者は商品の利益率によく目が行きますが、卸業者の言う売価に惑わされないで、商品の実売価格を調べることが大事です。
ここのチェツクを怠ると大損に直結です。
メーカー・卸業者によつては、実売価格とかなり乖離した売価を付けている商品があるからです。
健康関連商品に多いのですが、中国人観光客が、中国人相手の怪しげなドラツグストアーで7割引き・8割引きといつて、買わされた商品ですね。
商品を見る目も養なって下さい。私も最初はこれでよく失敗しました。
利益率より重視すべきは回転率??
商品の回転率とは、一定期間内に商品(在庫)が何回転したかということ。
金額に置き換えると、商品A¥1000(売価)が1ケ月で10ケ売れたとします。
売り上げは¥10、000となります。
もともとの在庫は1ケ用意しただけなので、仕入れの次ぐ仕入れで商品Aは10回回転したことになります。
数式は 一定期間の売り上げ/在庫商品金額
この場合、¥10000/1000 =10回
単価は¥1000でも利益率が50%あれば¥500*10=5000円の利益を1月で稼いだことになります。
ここが物販小売りの立ち上がりには、重要なところなので、あえて何度でも説明させてください。
見本市販売販売では,所場代は前払いで済んでいるので、売り上げ手数料は払う必要はありません。
売り上げはそのまま持ち帰り、翌日の販売商品の仕入れに充てることができるのです。翌日には商品Aは2ケ店頭に並び、さらに利益は倍々ゲームでふえていきます。
この過程がゲリラマーケテイングの面白さです。
これがスーパーや大きな催事セールでは、所場代は前払いではないものの、15%~25%の手数料がかかり、支払いは早くて1ケ月後、遅いところは2ケ月近くもまつのも普通です。
売れれば売れる程資金繰りも苦しくなり、(売れたならまだ救いがあるけど)売れても手数料は歩合で引かれるので、商売的には旨味はないのです。
話題が少しずれましたが、財布販売の友人SG氏は売価設定に一つだけ例外の商品がありました。
回転率で稼ぐ目玉商品!!
それは目玉商品として販売していた、革の小銭入れです。
彼は大きなかごに入れ、客寄せ商品にして¥100で販売してたのですが、この小銭入れは仕入れ価格は80円だつたと記憶しています。
利益率は20%ほどですが、客寄せ以外にも、利益を生んでいました。
以前のブログで紹介した1ケ¥390のアクセサリー同様、衝動買いのお客様が多いのです。
自分用・ちょつとしたプレゼント用に1日40~50ケは普通に売れます。
1ケ20円の利益でも1日50ケ*20*30日=¥30000。
お客様を引き寄せるばかりではなく、回転率の良さで利益もちゃんと稼いでいます。
一ケ月で¥30000の利益か?とあなたが、がつかりする前に、冷静に考えましょう。
普通に考えれば¥30000の利益を出す商品は、売価は少なくとも6~7万はする商品になります。
そのような高額商品を月に1ケ販売したのと同じ事です。
毎月売れる高額商品はそんなにあると思えないのです。
低価格で一見バカにする商品でも、回転率が良ければ高額商品よりも、うんと稼いでくれます。
小資本商売でも回転率をよくすることで、大きく儲けることは可能なのが、理解していただけましたか?
#画像クリツクで商品詳細