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kuhsan7411のブログ

30歳で脱サラ。寅さん稼業(ゲリラマーケッティング)を無一文から始めて、目黒区の商店街に小さな眼鏡店を開いた奮闘記。商売を始めてみたい方、お店を開きたい方には実践出来る参考例も。包丁の実演販売の神様やダービー2着馬の馬主との交友録。日本全国、股に掛けた「寅さん稼業」の体験は各地の県民気質や名店・グルメを語ります。また韓国美女と交際、結婚した縁で、日本と韓国の深い溝にも触れています。毎月には最新の商売・製品のトレンドが分かる展示会・見本市を紹介しています。

逆転サヨナラ満塁ホームラン目指したが3球3振の鳴門ぴあ博覧会[35]

 

出店業者も全てお手上げ

売り上げのあがらない毎日に、私たちだけでなく、他の業者さんたちもいら立ちを隠せません。明らかにこんなはずではなかつた、という表情です。

 

そのうちに平日の暇な時には、近くの鳴門競艇場へ行く業者も現れる始末。(私も2度ほど行きましたが)

徳島県人の金銭感覚-幼児期から教える

毎日遠足代わりに来場の児童たちには、共通して持つていたものがありました。それは子供用の小銭入れです。

 

100円、200円のお土産を買うのですが、決まつて小銭入れごと店員に差し出し、代金を払うのです。

 

驚きましたね。全員が全員ともそうです。不思議に思って児童に聞くと、日ごろから母親に持たされているのです。

無駄使いをしないように小さな時から、教育してました。

 

ウナギ屋のアルバイトの娘に、それを話すと「ただやったら何でももらうよ!徳島県人は」あつけらかんと言つてのけるのです。

「ただより安いもんはないからね」

ケチはケチでも大阪人に似て、明るいケチでした。

 

博覧会の最後はやけくその大宴会で締める

50日の長い博覧会がまもなく閉幕という日、出展業者たちが集まり、地元の料亭でお別れ宴会を催しました。

 

期待した売り上げに及ばないどころか、大コケの博覧会でしたが、この最後の宴会は大いに盛り上がります。

 

約50万円にも及ぶ今回の赤字を抱えて、私も明日は明日の風が吹く、なるようになるさと開き直りの心境。

やけくそ宴会の画像が下の写真です。

 

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料亭の舞台で

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上海の夜

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北国の春

 鳴門ぴあ博覧会50万円大赤字

 最終的に決算すると約50万円の赤字になり、財布販売の友人SG氏に借金する羽目になりました。

 

閉幕後の東京への帰りは、スペインオモチャ販売のM氏とフェリーで同じでしたので、2人でヤケ酒を飲みながら、今後の販売について情報の交換です。

 

以前のブログでM氏が起死回生の初手となる情報をもたらした、と記したのですが、その情報をこの時教えてくれたのです。

 

起死回生となつた中曽根首相提唱のインポートフエアー!!!

 この年の春頃から首相は、日本の大幅黒字による、貿易摩擦解消のため輸入品の消費拡大を国民に勧めていました。

 

その実現の一貫として、政府が補助金を出し日本各地で大掛かりなインポートフエアーを始めるというものです。

 

その気爆的実行役が日本貿易振興会(現日本貿易振興機構JETROに任されていたのです。

夏からの具体的なフエアーが計画進行中だというのです。

 

彼はスペイン大使館からこれらの情報を得ていました。

彼はスペインから商品を輸入していた関係で、大使館からぜひ出展するように、勧められていたのです。

 

政府補助金のお陰で、出展料金が通常の見本市に比べ半分から3分の1なので、早く申し込まないと参加出来ないだろうと。

 

M氏の情報はまだ公表されていなかつたので、東京に戻るとすぐ虎ノ門にあつたJETRO 本部を訪ね、詳細を聞き申し込んできました。

 

記念すべき最初のインポートフエアーが、池袋サンシャインビルの文化会館で計画されていました。

8月のお盆休みの時期です。

 

その後日本各地で同様なフエアーが計画されており、こんどこそ逆転サヨナラ満塁ホームランをと、深く胸に記すものがありました。

「鳴門ぴあ」の大失敗で金銭的にも追い詰められていたからです。

初日のオープンに中曽根首相が私の小間に!!!

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