人口構造の変化による実店舗の縮小化にどう対抗する〔48〕
対面販売はお客様のいる場所で攻める!!!
人口減少化・高齢化により地方はもとより都市部でも、商店街ではシャツター通り化に悩まされています。
さらにネツト販売の普及は、実店舗の減少化に追い打ちをかけた状況です。
この趨勢は今後も続くと思われ、店舗の経営者は、ネツト販売にも手を広げたり種々の対策に余念がありません。
しかしネツト販売でも販売サイトの寡占化が進み、中小サイトの生き残りは厳しいのが実情。
大きなサイトでも、同一サイト内で同じ商品を販売すれば、価格競争になり低価格化で利益確保も困難になります。
まさに店舗にとつては、現在の状況は,前門のトラ・後門のオオカミです。
これを打開する方法は、とにかくお客様のいる場所でアピール・販売することにつきます。
立地の良い店は問題ないのですが、シャツター通り化の恐れがある店は、販売の場所をお客様のいるところへ移動すべきです。
店を移せというのではなく店を拠点に、催事販売でも、車の移動販売でも、他店の軒先借りでも衛星化して販売するのです。
そうすることで店舗の投資費用を最小化し、身軽な販売網を構築したらどうでしょうか?
店舗でのお客様を待つ受け身の販売から、多くの人のいる場所へ攻めの販売に考えを切り替えるのです。場所は思い出せばたくさんあるはずです。
駅ナカ催事をはじめ、駅の連絡通路、大きなビル内、公共施設、競輪場・競馬場、など。ここを解決するのがあなたの実力の見せ所ですよ。
衛星化先の販売所を多数作れば、大量販売によるコスト削減・低価格化につながり、他店との競争にも優位に立てます。
夢中でやつた催事販売の場所!!世田谷ぼろ市も!!
今まではゲリラマーケティングということで、見本市・展示会・インポートフエアーなど規模の大きいイベント中心にブログしました。
しかしその様な不定期のイベントばかりに頼つて販売するのは、あまりにも不安定です。
その不安定な経営を補うために、スーパーや駅ナカ催事の販売も始めることにしたのです。
はつきりいうと、アルバイトを立てての催事は儲かりません。
しかし月末には仕入れ費用など支払う、まとまつたお金が必要なので、あえて続けていたのです。
催事販売の中心は東急ストアー、新橋・品川の駅ナカ催事、横浜そごうでした。
なかでも東急ストアーは、子会社の東光商事に直接口座を開けていたので、毎月4~5店舗のローテ―ションで、ほぼ毎日の販売です。
毎月渡されるローテーションに店は、よく売れる店、赤字確実な店など取り混ぜてあるのです。
ここらの店の裁定は、よく売る業者、売れない業者により別れてきますが、私の店はどのあたりだつたのでしょうか。
搬入・搬出は専属?の赤帽が!
私は車の免許を持たないので、店への搬入・搬出はいつも赤帽に頼んでいました。
私が見本市に出展するようになり、そのたびに決まつた赤帽にしていたのです。
私の仕事を最優先でいつもやつてくれていたので、安心して任された年のいつた赤帽さんです。
東急ストアーでは、私の代わりに搬入時には、私やアルバイトが店に着くころには、直ぐ販売できるまで設営までしてくれていました。
インポートフエアーの日程が厳しい長野のインポートフエアーの搬入では、前日夕方まであった東京の販売が終わり、荷物を翌朝一番に届けてもらうこともありました。
晴海の見本市に同乗していつた時のことですが、会場近くで信号見落としで白バイにつかまります。
日頃から良く仕事をしてくれていたので、その時の罰金5000円も代わりに払うのにやぶさかではありません。
自分のアルバイトより信頼出来る赤帽さんはなかなか居ないのですから。