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kuhsan7411のブログ

30歳で脱サラ。寅さん稼業(ゲリラマーケッティング)を無一文から始めて、目黒区の商店街に小さな眼鏡店を開いた奮闘記。商売を始めてみたい方、お店を開きたい方には実践出来る参考例も。包丁の実演販売の神様やダービー2着馬の馬主との交友録。日本全国、股に掛けた「寅さん稼業」の体験は各地の県民気質や名店・グルメを語ります。また韓国美女と交際、結婚した縁で、日本と韓国の深い溝にも触れています。毎月には最新の商売・製品のトレンドが分かる展示会・見本市を紹介しています。

危うく570人のボーナスを遅らすとこだった!(109)


今週のお題 【記憶に残るお仕事】(失敗編)

使い走りの新人時代の恥ずかしい失敗

結果的には大事に至りませんでしたが、大学卒業後新人時代に今でも【記憶に残るお仕事】をしたことがあります。

 

人事課に配属された私は上司や先輩に恵まれ、伸び伸びと仕事をさせてもらつていました。

とはいうものの社会人なり立てで、課内の電話を取るのも、応対の仕方もおぼつかない毎日でしたが。

そうした使い走りばかりの仕事で、ようやく格好だけは様になりかけた社会人2年目の6月のことです。

 

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リーマン時代の私

夏季ボーナスの支給額が決まり、全国の支所に支給額の通知書を人事課でまとめて発送するのです。

コンピューーターでアウトプットされた通知書を、総務課で郵送スタンプした封筒に入れ、後は投函するだけです。

上司に帰宅途中に投函するのを頼まれたので、それらをまとめて袋に入れ終業を待ちました。

 

華の金曜日・頭の中はデートのことばかり

その日は金曜日で各支所には月曜日に届くのを、予定しての郵送です。

ボーナス支給日は到着予定の日から2~3日後だったと思います。

 

私はビル出口にある郵送業務の部屋で、彼女と待ち合わせしていたので、郵送袋をもって行ったのですが、それ以降の記憶は全然ないのです。

 

きっと彼女とのデートのことばかり考えていたので、大事な投函は頭から完全に抜け落ちていたのだと思います。

 

デートは青山のファツションビル・ベルコモンズにあるディスコです。

婦人服のファッションブランド・鈴屋が運営する、若者に人気のビルで、開業して間もないころです。

月に2~3回行くお気に入りのデートスポットでした。

 

血の気が引いた、月曜朝の通勤電車内

月曜日の朝、独身寮を出た私はいつも通り東武東上線に乗り、楽しかったデートを思い出しながら今日の仕事は?、と考えを巡らせた瞬間に思い出したのです。

「血の気が引く」とはまさにあの時のことです。

『ボーナス通知書の投函をしていなかった』

大変な失策です。

郵送室まで持って行ったことまでは、必死に思い出して地下鉄を降りてからは、本部(社)へそれこそ脱兎のごとし、は言うまでもありません。

 

幸いにも無事袋はそのままありましたので、すぐタクシーを拾い青山の大きな郵便局で投函しました。

問題はその後です。

通知書は月曜日に届くと、各支所には電話で連絡していたので、到着予定日に届かないとなると、問い合わせの電話が殺到しかねません。

 

単なる過失と言えば過失ですが、その原因が彼女とのデートに浮かれて投函を忘れていました、ではなんともバツが悪いので、ここはとぼけて逃げ切ることにしました。

 

案の定午後になると、各所からまだ未達だがどうなつているのか、と会計担当者から問い合わせが次々とありました。

そのたびに「既に発送済なので、間もなく到着するはずです」と課内の電話を一人占めして、上司にバレないようにヒヤヒヤの応対です。

 

ボーナスの支給日まで2~3日の余裕があったのと、火曜日には通知書も届いたみたいで、この私の失敗は誰にもバレることなく(多分)、今日まで来ました。

45~46年前の社会人2年目の、【記憶に残るお仕事】の【失敗編】です。

 

【 追記】

当時若者の憧れのビルだった青山ベルコモンズですが、1976年開業以来40年も過ぎて、2017年3月に解体が始まり、今年7月から「THE ARGYLE aoyama」という複合商業ビルとして、青山の新たなランドマークの歴史を刻み始めるそうです。

「plan・Do・see 」東京初出店のホテルを始め、「ポール スチュアート」の旗艦店も表参道から移転してくるとの事。

つくずく時代の流れを感じる作今ではあります。

 

 

 

 

 

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