機械MONO 輸入品の難しさ!対応を誤ると命取り〔37〕
あて外れだつた台湾製電話機
サンシャインシティでのインポートフエアーで販売した電話機ですが、これがとんでもない代物。
後日売れ残りの5~6台を試用したところ、半分の3台が、押したプツシュボタンの番号先に繋がらないのです。冷や汗が出ました。何度押してみても結果は同じ。
電話機内部の配線がプツシュボタン番号とあつてないのでしょう。
インポートフエアーで販売した電話機には、輸入元の連絡電話が印刷されてありましたので、おそらく相当苦情がいつたはずです。
日本製ではありえない不良品の多さにとにかく呆れました。
このことがブログ【10】・(6)に機械MONO輸入品は取り扱いに問題が多い、と述べている理由の一つです。
KOTRA(韓国貿易振興会)で眼鏡業者を探す!!!
それはともかく貿易摩擦解消のため、これからもインポートフエアーは続々計画されてますので、老眼鏡を早く輸入品に切り替える必要があります。
そこでKOTRAの日本事務所に連絡します。
韓国から老眼鏡を輸入したいので、適当な業者を紹介してくれるよう依頼したのです。
数日後、ちょうど韓国から眼鏡業者が来日しているので会われてはどうか?と連絡が入りました。
そのとき知り合ったのが、第一物産という会社の朴社長です。韓国発言だとパク サジャンと言います。
私と同年代の韓国人で、母親が日本人なのだと、直ぐ打ち解けました。彼の話す日本語は流ちょうとまではいきませんが、商談には全然問題なし。
彼とはその後7~8年にわたる、公私ともどもの付き合いが続くことになります。
老眼鏡輸入にトラブル発生!!それが原因で初の韓国へ!!
彼が持つていたサンプル老眼鏡(フレームのみ)にを見せてもらい、初回なので1000本ほど注文したのですが。
それから1ケ月もたたないうちに、老眼鏡が届いたと大手町の東京税関から書類での通知が来ました。
しかしその書類に記されていたのとは?
「老眼鏡は薬事法(当時)により、医療用具に指定され、輸入が禁止されているので、引き取りは出来ません」。
想像もしてなかつた文面だつたのです。
〔(注)現在100円ショツプで売られている老眼鏡も輸入品だけど、どうやつて輸入販売できているのか、今の私には不明ですが。〕
あれだけ首を長くして待つていた商品が、目の前にあるのに受け取れない事実に頭は混乱するばかり。
税関が言うには、老眼鏡をこのまま廃棄するか、韓国の業者に送り返すか、どちらかしか方法はないとの非情な宣告でした。
その夜朴社長に国際電話で相談です。
その結果、商品をいつたん韓国へ送り返すことに。
韓国でレンズを取り外し,フレームはレンズを外した状態で再度日本へ送る。
外したレンズは私が韓国へ受け取りに行くことにしました。
レンズのみを手荷物で持ち帰り、私がレンズを入れ完成品にする計画を立てたのです。費用は掛かりますが、それしか解決方法はありません。
ただレンズを手荷物で持つてくることには、再び薬事法うんうんで空港税関でとがめられるかもとの、心配もありました。
ただしどこから仕入れた知識か忘れましたが、レンズのみだとルーペ扱いとなります。ルーペは医療用具には該当しないので輸入は大丈夫だろうとは考えていました。
借金50万円は10日で返した!!!その後のインポートフエアー!!
老眼鏡の輸入を待つ間にも、日本各地でインポートフエアーは開催されています。
輸入品がそろうまでは、国産品での販売をやむなく?続けていました。
秋の大阪と小倉のインポートフエアーも大当たりで、SG氏からの鳴門ピア50万円借金も2ケ所の開催(10日間)で軽く返済です。
神風ともいうべきインポートフエアーの連続開催は、これまでの赤字不振を思い切り吹き飛ばしてくれました。それは翌年・翌々年まで続きます。
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