売る場所さえよければ何でも売れる!見本みたいな商品!![23]
馬喰町の問屋街で買う商品を右から左で大儲け!
前回のブログで紹介したアクセサリーは、1ケ390円が目玉の安さでお客様の注目を集めましたが、友人が販売する財布はそれこそ、価格もデザインも取り立てて強調できるのはありません。
その友人とは後に神田・神保町の、OO堂本店で財布やクリアファイルを常設販売をする人間ですが,彼と知り合ったころは、財布だけの販売でした。
彼の仕入れにもよくつき会わされたものですが、仕入れ先は馬喰町問屋街です。
財布専門の現金卸し問屋でした。
現金で財布代金を支払いすれば、初めてのお客様でも卸してくれます。
もちろん問屋ですから、多少のまとめ買いを要求されますが。
まとめ買いといつてもなじみになれば、いくらからでも卸してくれます。
彼は男性物・女性物・100円小銭入れから5000円(小売価格)の財布を仕入れて帰るのですが、その後が大変。
日用品の価格付けは卸価格の2.5倍が相場!
スーパーなどで売られている、名前の知られた企業の商品(定番商品)は、価格が消費者にも分かつていますので、商店独自での値付けには限界があります。
高く値付けすれば売れないし、安くし過ぎては利益が取れません。
その点ノーブランド商品は、同じ商品が定番商品ほど流通していないので、売る値段は自由に設定出来ます。売れる商品と思えば高い値付けも可能です。
彼はどれでも卸価格の2.5倍に、売る財布の値段を設定してましたが、それら財布の値付け作業が大変でした。
暇な私も値付け作業を手伝ったものです。
値札に金額をスタンプ、その後は財布1ケ、1ケに糸付き値札を通して完了となるのですが、けつこう根気のいる作業だつたのを、よく覚えています。
仕入れ価格の2.5倍の売値ですから、粗利60%ですね。
定番商品に比べると大きいです。
でも催事販売・移動販売での物販業者は、どの業者もこの程度の粗利益設定はふつうです。
現金買取は40%以下・小売委託販売は55%以下をめどに!
少なくても最低これくらいの粗利益が見込めないと、物販小売りでの永続営業は厳しい、というのが,私の実感ですね。
小売初心者からすると、粗利益が多すぎると考えるかもしれませんが、決してそうではありません。正直これでも甘い条件かなと。
この認識を誤ると、後で必ず後悔することになりますの、充分肝に銘じてください。
私が1986年後半から1990年にかけて、小売り販売を増大したのは、老眼鏡の原価率を20%以下まで落としたことが、最大の理由ですがその話は別の機会で。
商売初心者には、この目標は厳しい数値かもしれませんが、最初からこの数値をクリアーせよ、というのではないのです。
むしろ最初は、これらの数値を気にせず、とにかく売れる商品にこだわることが大事です。
売れる商品に注力しましょう。
利益率と回転率は表裏一体! 物販小売りは回転率で勝負だ!!!
回転率が良い商品は利益率にこだわらなくてもよい!!
私が今でも後悔しているのは、物販小売りを始めて商品の回転率の重要さ、にまつたく気ずいていないことでした。
商売初心者にありがちなのですが、この商品を売ると、幾ら儲かる?かという利益しか見ていないことでした。
売ればいくらになるか、その大きさだけに注目し、商売人ならば誰でも会得している、商品の回転率の知識が欠けていたことです。
商品選びの致命的な認識が不足していました。
失敗しない商材選びの(9)???は「利益率・回転率」の重要性でした!
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