結婚ビザは1年待ち!議員の口添えで3ケ月で下りた!!〔70〕
イミグレ手続き書類がまた大変!!
30数年前のことでうろ覚えですが、結婚した妻を日本に呼び寄せるために、用意する書類が沢山必要でした。
覚えているのは、韓国と日本での結婚証明書、彼女の戸籍謄本、韓国での結婚式を証明する写真(結婚式はもちろん親族が参列した写真など)、身元保証書、私の納税証明書などです。
当時は韓国の外貨事情で、商用以外の韓国人は海外に行くことができないので、やむなく韓国で結婚式を挙げたのです。
さらに日本側の事情としては、フィリピン人との偽装結婚が問題になつていたこともあり、ビザの審査も厳しいものがありました。
学生時代の先輩を通じて国会議員へ口添えを依頼!!
大学は法学部出身なので、幸い先輩・友人が国会議員の秘書をやつており、ウイスキーを持つて議員会館へ行き、早くビザが下りるよう口添えを依頼しました。
最初移民管理局では、結婚ビザは下りるまで約1年かかると聞いていたので、そんなに待てないとばかりに裏口工作です。
勿論裏工作は議員秘書の役目なので、議員が直接この様なことにかかわることはありません。
国会議事堂の隣には議員会館がありましたが(いまでもありますが)、サラリーマン時代には勤め先から徒歩5分位でしたので、よく先輩を訪ねて遊びにいつたものです。
議員会館の裏手には議員や秘書・家族用に専用プールもあり、夏には数回、ほとんど誰もいないプールで先輩と泳いだこともあります。
納税証明書が一番大変だつた!!!
呼び寄せビザの申請には、納税証明書も必要だと、さすがにあらかじめ知つていたので、その年の2月の確定申告ではかなり多めに所得税を申告・支払いしていました。
(というより多く支払わざるを得なかつたのでした)
60~70万円くらいだつたと思います。これに地方税が同じくらいかかるのですから。
なぜそんなに高いのか?
この時はまだ白色申告をおこなつており、簡単な申告だからという単純な理由です。
税に無知な私は、収入が少ない時はそれでもよかつたのですが、ある程度多くなれば青色申告に切り替えて納税をすべきでした。
(結婚式後ソウルにて)
白色申告と青色申告の違い!
白色申告とは所得税や法人税の申告の際に、青色申告をしないものが選択することになる申告方法です。
青色申告では複式簿記による記帳が義務ずけられており、貸借対照表と損益計算書の提出も必要なのです。
それに比べて白色申告は面倒な複式簿記の記帳も必要がなく、国税庁の所定の用紙に記入するだけで、簡単に申告できるのでした。
1年間の売り上げを集計した金額から必要経費を差し引き、所得金額を計算しさらに基礎控除・保険料控除を差し引いて課税所得が算出され、その所得に税率をかけて納税額が決まるのです。
青色申告をすれば、所得税法に定められた特別控除など、税法上のメリツトがうけられて、節税が出来たのにどんぶり勘定の私はそれをしませんでした。
正直申告で移民管理局も丁寧対応か!
妻の結婚呼び寄せビザは、議員の口添えで予想以上に早く下りました。
3ケ月待つたかどうかの短さで、ソウルオリンピツクが始まる直前に韓国へ迎えに行くことが出来ました。
この時の最初のビザの期間は1年間有効のビザでした。
国会議員の口添えが効いていたのを、思い知つたのは1年後のビザの更新の時です。
1年更新ごとに5000円の手数料(印紙代)を支払わねばならないので、担当窓口の係員に相談したところ、私の申請書類をみて「ooさんは議員さんの紹介があるので最長の3年間のビザが発行出来ます。」と。
最初のビザが下りた時にも係員に「普通はもつと日数がかかるのですが、議員さんのご紹介なので」と特別扱いされたのは承知していたのですが。
手数料も助かりますが、改めて議員の威力を感じた次第です。
当時はフィリピン人をはじめ外国人の不法滞在問題が起きており、3ケ月とか半年の滞在ビザが普通でしたので、真面目に納税していてよかつた。
先輩・議員に感謝でした。
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