物販小売りの次のステツプは実店舗を構える!!〔58〕
小売り業が軌道に乗れば店舗経営を目標に!!
1981年に完全に脱サラし、4年目にしてゲリラマーケティングも板につき収入もそれなりに増えてきました。
韓国から老眼鏡のフレームを輸入・国内でレンズ組み立て・販売するようになり、かねてからの悲願の原価率低減化も進んだのです。
「健康メガネ」で商売を始めた時の原価率は60%でしたが、この時には20%前後まで原価率を落とすことができていました。
勿論いくら粗利があろうと、売れなければ机上の空論に過ぎないのですが、フレームのファツション化・アイデア機能で、国内で売られてないオリジナル商品を強みに、販売は順調です。
しかし韓国女性と結婚が決まるとなると、今までのゲリラマーケティングで良いのだろうか、との心配もありました。
日本語の分からない妻を一人にして、そののちも「寅さん稼業」を続けられるだろうか。
出たとこ勝負の商売をしてきた私は、いずれ近いうちに眼鏡店を開くのを考え始めたのです。
でもその実現には開店資金の手当て・眼鏡店を開くのであれば、検眼技術・メガネ製作技術が必須など様々な高いハードルが残つていました。
開店資金は数年前から長期計画を練る!国民金融公庫!
といつても、金融・特に貯金は生れてからこのかた大の苦手。
今までのブログでお話ししてきた通りのドンブリ勘定男です。開店資金などまともに用意できるわけがない。
催事業者仲間(といつても20歳位年上の先輩ですが)で、同じ三軒茶屋に住むK氏が近くに店を出していたので、私のような者でも銀行から融資を受けることができるだろうかと、アドバイスを求めてみました。
さすが長年小売りをやる先輩です。いろいろ融資をしてもらう段取りを詳しく教えてくれました。
税金滞納で家財差し押さえをくらう!
当時の私は4万円の賃貸アパートの1人暮らし。財産など有りようもないです。
書いている今思い出しましたが、脱サラ2年目に所得税の滞納で、財産の差し押さえを裁判所からくらつていたくらいでした。
アパートにあつたTVやわずかな家財に赤紙を張られ、裁判所員に「OOさん、若い時の失敗はこれから幾らでも取り戻せるので、また頑張つて下さい」と気休めがてらの激励をされたのも覚えています。
そのような私でも融資が受けられる(可能性がある)契約方法が2種類あつたのです。
1つ目は国民金融公庫からの借り入れです。条件がありました(いまでもあるかどうか定かではないですが)
その条件とは東京商工会議所に所属する、会計資格を持つ人に少なくとも1年以上会計指導をうけるという条件です。
毎月仕入れや支払伝票・領収書など提出して、適正な営業がなされているか、アドバイスをもらうのです。
むろん有料で1ケ月1万円か1万5千円の会費?でした。
2年後に450万円の融資をしてもらい、その後は退会しました。融資条件は無担保ですが、父親が保証人となるのが条件でした。
【 現在の政策金融公庫とは?】
国が全額出資して、民間から融資が受けにくい中小企業や個人事業主のスムーズな資金調達をサポートするのが目的です。
(1)低利かつ長期の融資が受けられる。
(2)保証人・担保が民間に比べて緩やか。
(3)さまざまな事業の融資メニューがある
(4)あらかじめ返済猶予期間が設けられていて、当初の返済負担が軽減されている。
特別貸付枠があり使い道・目的により、融資額・返済期間・利率などが有利。
例えば、女性・若者・シニア起業家支援サポートなどがあるので、窓口でよく相談してください・
2つ目の融資は地元の信用金庫―信用保証協会付き!!
ここには東急ストアーなどスーパーや駅ナカ催事の、売上金が振り込まれる口座があり、一応商売実績もあり、保証協会付きなのでスムーズに450万円の融資が受けられたのです。
合わせて900万円の融資でした。
融資名目は開店時の設備投資金ということで、開店した後、申請時のとおりの設備があるか銀行から調査が来ることになつていました。
それは建前で現実に来ることもありませんでしたし、資金の半分程度は他に流用しました。
両者の融資返済は傾斜返済というもので、開店時の返済は少額で、徐々に返済額が増えていくというものです。
返済期限は5年~8年くらいではなかつたかと、思います。何とか返済は出来ました。
当時はバブル景気の最中で、銀行もカネ余りで融資にはイケイケどんどん。私のような身分・商売でも融資できたのでしょう。
ちょうど現在も、当時と同じようなバブル景気なので融資を受けるのには、好都合な状況かもしれません。
私より悪い条件の人間はいないと思いますので、あなたもきつと融資を受けられるはずですよ。
自信を持つて窓口へいつて下さい。
ただ融資実現までには時間がかかりますので、余裕を持つて計画を進めるのが、いざという時慌てなくて済みます。
【信用保証協会付きとは?】
「保証協会」とは信用保証協会という社団法人で、中小企業が融資を受ける際に、その中小企業が返済出来なかったときに、代わりに弁済(支払い)するという機関です。
この保証があることで、銀行は融資金の回収がほぼ見込めるため、比較的容易に融資をしてくれます。ただ協会が保証するので、融資の審査があり、融資金の数パーセントが手数料として、支払わねばなりません。
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