販売場所の確保は永遠の課題ー必ずぶち当たる物販小売りの壁[17]
今の時代ーネツト販売が主流―今後も続く!
今ではインターネツトテクノロジーの進歩で、EC取引・ネツト通販が家庭にも浸透し、利用できる快適な時代です。
MONOを買うのにも売るのにも、スマホやパソコンがあればどなたでも参加でき、メルカリアプリなどを利用すれば1億総商売人になることも可能です。
現にスマホやPCスキルを活用し、ネツト販売を成功させている方もたくさんいます。その方たちにとつては、実店舗を持たない、無店舗での商売というのはごく当たり前の感覚なのだと思います。
商売を始めるにあたり、スマホやPCのみの、初期投下資金不要というのは、すばらしい利点・有利なことですね。
少なくとも資金がない若者にとつては、非常に助かります。
この有利さを生かして、若い方がネツト販売を始めるというのは、当然の結果です。
寡占化が始まつたネツト販売ー単独生き残りは?
しかし直近では、アマゾンや楽天などのネツト販売・大手数社による販売サイト(販売窓口)の集中化が進み、物流コスト(配送料)や即時発送などのサービスに劣る販売サイトは、今後淘汰されていくのではないかと予想されます。
また同じサイト内でも、同一商品では値引き競争にも晒され、よほどのオンリーワン商品・サービスが提供され、他の商品との差別化が計られなければ生き延びるのは難しくなつているのが現状です。
ネツト販売だけの便利さから、更に高度なサービスが要求される時代
いずれにしても、ネツトビジネスは簡単に始められるから、という理由だけでネツト販売を始めても、成功するという時代は終わりました。
今までは商売初心者でもPCスキルがあれば参入できたのが、ネツト販売が盛況になつた理由のひとつですが、今後は更に販売・サービスに工夫が求められます。
無店舗・物販小売りの生きる道―売り場開拓に特効薬はあるか?
ネツト販売の対極にあるのが、対面販売の物販小売りです。
店舗・無店舗関係なく対面販売の売り上げは、ネツト販売に押されて、年々右肩下がり。人口減少や高年齢化が進む地方の商店街のシャツター通り化は、あなたもよく聞くニュースです。
そのような現況ですから、対面販売で売り上げが上がる場所の確保は、至烈なものがあります。
むろんお客様の購買動向を知り、ネツト販売も始めて、それまで以上に売り上げを伸ばした業者もいます。
私が商売を始めた時はネツト販売はなく、あるのは通信販売でしたが、これにはカタログ製作・TVコマーシャルなど大金が必要で、資金のない者には、まつたく縁のない販売です。
都内のターミナル駅(東京・新宿・品川・新橋)などを利用した時、通りすがりに催事会場のセールの盛況ぶりをよく目にしました。
そのたびごとに、いつになれば俺もこのような会場で販売できるのかな、と思うばかり。
どうしたら参加できるのか、まだ商売素人同然の私は、まつたく分かりません。
(2~3年後には上のターミナル駅の催事会場すべてで、私の持ちネタ「健康メガネ」で出店出来るようになりました。)
出展料さえ払えば販売できるー当たれば大きい見本市販売!
現役商売人のみならず、特に商売初心者が一番悩むのが、売り場の確保だと今までのブログで強調しています。この悩みを解決できる方策はないものか、当時も今もその思いは変わりません。
しかしどのようなビジネス書をひもといても、答えは判で押したようにまつたく同じ回答です。
「販路開拓の方法」いわく
(1)売り場責任者(会社)への直接アポイント
商売初心者(会社)がまず行うが、今まで付き合いがない(個人的。会社 的にも)相手との交渉は成功しません。幾度となく跳ね返される大きな壁に思い知らされます。
ただし長い目で見れば、確実に販路が開ける。難点は時間がかかりすぎること。
(2)友人・知人・前の会社による紹介
(1)と同じだが、両者に信頼関係があれば、うまくいくこともあります。
(3)見本市・展示会に出展
(4)インターネツト活用
どのビジネス書や開業の手引きを読んでも、大体同じ事が書かれています。
それだけ特効薬的な、販路開拓の方法は見出せないのでしょう。
(1)・(2)が王道なわけですが資金のない初心者には、時間がかかるぶん使える方法ではありません。
資金がある人ならば、売れる場所を店ごと買ってしまえばよいわけですが。
私が商材選びについで、壁にぶち当たったのも、この難題です。
私が見本市販売=ゲリラマーケテイングを始めたのは、以上の理由です。
見本市販売は主催者によりますが、基本どの様な事業主でも出展申し込みが可能なので、出品料金を前払いしておけば、建前はともかく物販を大目にみてくれます。
不評をかうと次回の出展が難しくなるので、その辺は心得て販売しました。
誤解されると困るので、何度も説明しますが、
この商法は、あくまでも商売初心者が、売り場確保の突っ破口として使う
ものです。また副次的に販路を広げることができるのも、見本市販売のメリツトになります。
いずれお話ししますが、物販小売りの次に進む、ひとつのステツプに過ぎないからです。
(このブログは一応小売店舗を構えるまでの、私の狭い体験に基ずき書いてます。)
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