スーパーマーケットや駅ナカ催事・出店の仕方〔54〕
東急ストアーの店頭催事出店の時は?
1986~7年から1989年頃まで、東急沿線の東急ストアーに毎週1店舗(6日間)のローテーションで、店頭販売しました。
具体的にどのような経緯で、店頭販売するようになったのか覚えていませんが、東急ストアーの仕入れ子会社・東光商事の本社に訪問したのは記憶にあります。
どなたかの紹介か、若しくは東光商事から直接声を掛けられたのか、店頭催事をやりたいのならば、仕入れ担当の東光商事に取引口座を開かねばいけないと勧められたのでした。
それまで他の催事業者の口座で、幾度か店頭催事の実績があった為か、意外とすんなり取引口座を開いてくれました。
口座手数料(つまり売上の東急ストアーの取り分)は、たしか売上金の20%でした。食品や雑貨など商品により、また店毎により口座手数料は様々ですが、標準的な手数料だつたと思います。
他の口座元で催事をする場合には、更に口座元に5~10%上乗せされて、売上金額から引かれるのですから、20%の口座手数料は私にとつては、悪くない条件です。
毎月末に店頭催事のローテーションをもらう!!
最初から大店舗や売れるお店での店頭催事に出店出来るなどとは、考えてはいけません。
ある程度売れるだろうと、商事のバイヤーが評価したから取引口座を開いてくれたのですが、未だ東急ストアーでの販売実績のない業者には、月4週間で4店舗のローテ―で、売れる店は1店、まあそこそこの店が2店、売れない店が1店の配分です。
売れたか売れないかは店が評価するのですが、他の業者より売れれば、店長が本部のバイヤーに次回も出店させるように取り計らってくれるのです。
バイヤーや店の期待に反して売り上げが悪いなら、次回から良い店には回してくれません。
それはバイヤーや店長にとつては当然の判断と理解できます。
彼ら自身の営業成績、ひいては出世競争にも関係あるからです。
業者も売り上げがいつもより悪い日などには、業者自身がポケットマネーを出して、売り上げの底上げをして、次回の売り場確保するくらいなのです。
出店目的は何か??
以前のブログにも書きましたが、私の商材(老眼鏡)はスーパーでは儲けは出ませんでした。
勿論儲けた時もあるのですが、3年間の販売から見ると黒字もなく赤字もないという実績だったと思います。
出店・退店時の赤帽利用のコスト、アルバイト代を含めるとコストが掛かるのです。
ただし月末にある程度まとまるお金の入金は、見本市・インポートフエアーで稼ぐゲリラマーケツテイングの不定期収入な商売の私にとつては、貴重な財源でした。
儲けはゲリラマーケティングで得るものの、月末の支払いには東急ストアーのまとまつたお金は、安心感を与えてくれていました。
その目的で店頭催事を行う意味が存在したのです。
個人業者に口座を借りて販売するのは良いのですが、個人業者には資金繰りで、売り上げの入金が遅れることもあり、冷や冷やしたこともあるからです。
結婚式直前の渡韓日までに入金がない!!
後に私が韓国で結婚式を上げるために、新宿ルミネの催事場での売り上げ入金を,半分くらい当てにしていたのですが、約束の日が過ぎても入金されません。慌てました。
挙式費用は全部私が出すつもりでしたので、若し入金がなければ、結婚も延期になりかねません。
友人たちも招待し、現地では取引先の朴社長が小型バスをチャーターし万全の準備をして待つてくれているのに。
前日まで何度も電話して口座元に事情を説明、今回だけは何としてでも渡韓日までに
振り込んでくれるように、お願いするのみ。
渡韓日前日銀行が閉まるギリギリに入金され、胸をなでおろしたのです。
口座を借りて催事を行うのには、このようなリスクも考えてて、なるべく直接口座が開かれるよう努力してください。
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