なかなか決まらない商材!!ゲリラマーケツターに向く商品とは?[6]
トラウマとなった県知事賞発明品 ー哺乳瓶自在保持器
「赤ちゃんに授乳する哺乳瓶の自在保持器」私がかってにつけた商品名だが、婦長さんの言葉はいまだにトラウマになつている。
ロボットに給油されているかのような、大事なわが子の授乳姿を見たら、母親はどのような思いになるのか、そんな想像さえ出来ない私だつた。
便利、効率、安価のみを追及し、消費者への想いを忘れた、アイデア倒れの典型的な商品でした。商売初心者が陥りやすい罠に注意しましょう。
見本市は商材(商品)探しの宝庫
失敗体験談が続きましたが、なかには良い商材もありました。晴海の国際展示場で開催「下水道展」の実演販売で見つけたモツプです。
それまで家庭や会社内で使用していたモツプは、吸水した布糸部分を手で洗う不衛生なものでした。
実演モツプはその欠点をなくした新製品です。今では普通に売られてますが、当時では私は初めて見ました。
水絞りレバーを軽く手前に引くだけで、先端の吸水スポンジ(そのモツプは海綿体)が絞られる、手を汚さないスグレものです。台湾から輸入してる製品でした。
その会社は販売代理店を募集中とのことで、すぐに販売させてもらうことにしました。
代理店といつても今の時代、加盟料金など要求する会社は稀で、買取ならばだれでも商品を販売できます。(大企業は別)
商売初心者でも遠慮なく交渉してください。たいてい親切に応対してくれます。気後れする必要はまったくありません。
初めてのお客様は巣鴨地蔵で有名な古刹ー曹洞宗/満頂山高岩寺!!
モツプ3本のご注文でお届けしたのですが、車の免許なし・車なしで仕方なく素手でお持ちしました。
3本まとめると5~6kgなるので、重いのに苦労し、考えて得た結論はとても車のない自分は、取り扱うのは難しいと。
今の時代のように、ネツト通販があれば、そこで販売できたでしょうが。無店舗販売の私には、お客様に1本、1本お届けするには交通費がかかり、仕入れにも往復の経費がかかります。
1本5000円の商品にそのようなコストがかかるとは、考えていなかつたのです。
また販売商品を、現場に運び込めないのは、催事販売業者にとり、致命的なミスになります。何といつても売る商品がないのですから。
またまた私の悪い癖(新商品にとびつく癖))で商材選びに失敗です。
販売手数など物流コストやアフターサービスも視野に!
でもこのケースは、商品自体が悪いわけではなく、むしろよく考えられた良品です。
悪いのは商品を届ける手段(車)がないのに、そのような大きい商品を選んだ私。
それまで見本市での販売、(つまりキャツシュ&デリバリー)の現金商売では物流コストの計算が必要無いゆえの、浅慮から出たものです。
モツプにはさらに問題がありました。モツプは消耗品ゆえに交換品が必要で、次回購入する際のお客様へのアフターです。
一人営業ではこれが厳しい。地方販売も多い催事では、なかなかそこまで手が届かないのです。
個人商売は自身の生活環境で取り扱いできる商材を選ぶ!
ここのところ3回続けて、私の失敗体験を読まれて退屈でしょう。ながながと書いているのには、あなたが脱サラでめざす、ゲリラマーケテイングを展開するのに最初から躓いてほしくないから。最初の商材選びが大事なので。
失敗体験談を終えれば、あなたが目指すゲリラマーケッターの本題に進むつもりです。もうしばらくの辛抱です。
#画像クリツクで商品詳細