株取引100万を1億円に!!ゲリラマーケティングでも大儲け〔40〕
T氏の特異な才能と性癖
初めての韓国訪問を導いてくれたT氏は元は銀行マン。30歳中ごろに脱サラして、中学生の娘を持つ温厚な紳士だつた。再婚でした。
最初の商売は店舗を借りながら、毛皮の敷物を販売していたそうです。
よく見かけたバツファローの1枚皮の敷物です。
その傍ら株も初めて、お付き合いするようになつてからも、販売の合間にはよく株屋に注文の連絡をしていました。
当時は年間数10回以上の株取引きは、当局に届け出なければいけない、との法律があつたのですが、彼は脱税が摘発されないように、私にも株口座の名義貸しを頼んでいたくらいです。
株取引回数は制限を超えていたので、他の友人にも株口座の名義を借りていました。
その辺の智慧は働く元銀行マンです。
目黒に私が店を持つてから聞いたのですが、彼はバブル景気がはじける1年前には全ての株を売り払つて、大儲けをしていました。
100万の元手が最後には1億円にもなつていたそうです。
これだけでもいかに彼が優秀な男か分かります。私なんかとは全然出来が違うのです。
脱税で2000万キャツシュで支払う!!
彼が株口座を私に借りるくらい注意するのには、2~3年前に脱税で摘発されたことがあったからです。
毛皮コートや革ジャンパーには、当時のぜいたく税20%が課税されていたのは、前のブログでお話ししました。
その税を丸ごと脱税したのが税務署にバレ、摘発されたのです。
重加算税あわせると2000万ほどだつたのですが、彼はまとめて現金で支払ったのです。
税務職員も驚きました。。
彼のような個人事業主の脱税では、ほとんどの脱税者は自身の遊興費に使いこんで払えないケースが多いとのことです。
彼は元銀行マンらしく無駄使いせずに、しつかり貯めていたので一括での、まとめ払いができたといいます。
脱税容疑のみで、私的に使い込んでいなかつたので、刑務所行きはまぬがれたといいます。
使い込んでいなければ、其のうち支払うつもりでした、と言い訳ができるのです。
使い込んでいたならばアウトです。
彼らしいとは思うのですが、税務署員に称賛されても嬉しくはありませんね。
彼にはこの時、もう一つの失敗をしています。
脱税もみ消しで300万友人に騙しとられる!!
脱税騒動の最中、同じ貸店舗で商売していたM氏が、知り合いの政治家に頼べば、脱税くらいもみ消しできると。
株で賢く儲ける慎重居士のT氏ですが、その怪しげな話にのり騙されるのです。
精神状態が普通ではなかつたのかもしれません。
いつしょに仕事をしている仲間にまさか騙されるとは。
踏んだり蹴ったりとはまさにこのことでしょう。このような詐欺は警察に訴ったえることもできませんので泣き寝入り。
自業自得の気がします。
無類の女好き! T氏の好みは?
株屋の話にはのらない慎重で読みの深い彼ですが、好みの女にはとことん甘い姿をみせます。
今の奥さんにほれて、前の奥さんと離婚したくらいですから。
毛皮コートを販売してますから仕事でも女性と接触するのは、頻繁なので女あしらいはお手の物。
気にいつた女性が目の前にいると、必ず声をかけ自分をアピールするのです。
一見真面目な紳士なのと、話術もうまいので女性もまんざらではないのですね。
しかも扱う商品は高額な毛皮コートですから、お付き合いすれば1枚くらいプレゼントされるかもと思うのでしょうか。
彼の話術の巧みさには、よく感心させられました。
20歳くらい年下の若い女性を、自分の愛人にした彼は彼女の両親とも会い、自分の彼女への気持ちや生活の面倒をみると、理路整然?と説得しているのです。
娘が妻子ある男の愛人になる話を、娘の両親が真面目に受けているのを想像してみてください。
私にはとても理解できないシュールな光景です。
後日その愛人と韓国旅行した写真を見せてくれましたが、プールサイドで若い女が、韓国では見たこともない、ハイレグの水着でポーズを撮つていました。
恐らくプールにいた男性の視線を独り占めしていたことでしょう。
彼の奥さんは,夫の女好きは知つていたはずです。
それが原因で彼女が結婚出来たわけですから。
自宅に食事を招かれたときに一度奥さんとは挨拶しましたが、家庭の奮囲気は冷たい感じで、夫婦仲がうまくいつてるとは思えませんでした。
彼の経済力がかろうじて家庭を維持してたのではないでしょうか。
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