新宿警察署に妻の甥っ子を迎えに行く!〔76〕
違法賭博場に出入りしていた甥っ子が留置場に!
韓国人の妻とは別居して、すでに5~6年はすぎていたころですが、あと数日で新年を迎えようとした夜のことです。
妻とは別居したものの彼女の希望で、法的には戸籍はそのままにしていました。
離婚をすれば彼女のビザは取り消しになるので、日本にいられなくなるからです。
意地悪く見れば、3年もたたずに別居したことは、偽装結婚といわれても仕方がないのです。勿論、私たちにはそのような意識は毛頭ありませんでしたが。
1年に2回程度は、簡単なやり取り具合はありましたが、そんな時日本に遊学していた甥っ子が警察に捕まつたので、釈放を頼みにいつてくれないか、との電話でした。
彼女の姉の一人息子のボンボンです。
私も韓国滞在中は、その姉の家に何度か行き来しており、当時息子は小学校の5~6年生だつたのを、覚えています。
姉はすでに夫と離婚しており、母子家庭でしたが、夫の実家は私立学校を経営する理事長の家庭で、経済的には裕福な様子に見えていました。
家にはPCゲーム機がいくつもあり、甥っ子はそれらに夢中で遊んでいました。
高校を卒業後叔母たちのいる日本に、勉強を名目に遊びに来ていたのです。
違法カジノ賭博場に出入りして捕まる!
元妻は慌てていたので簡単に事情を聞くと、新宿にあつたカジノ賭博場は韓国人経営の店で、韓国人は賭博をしなくても、店でお酒や食事が無料でありつけたらしいのです。
それが目的で賭博場に出入りしていたところ、警察の年末一斉取り締まりにあい、捕まつたわけです。
まだ20歳にもならない青年なので、悪質な犯罪を犯したわけでもなさそうなので、すぐに元妻とともに寒空の中、新宿駅近くの警察署へ行くことにしました。
大きなビルの新宿警察署の上階に留置部屋があり、そこには賭博場の一斉手入れで捕まつた多くの人たちが、集められていました。
殆どが外国人に見えましたが、名前が書かれた段ボールで作られた、プラカード?を首からぶら下げていたのには、まるで犯罪者映画のワンシーンかと見間違うほど。
情けなくプラカードを首からかけられた甥っ子と、格子越しに対面して、捜査員から事情を説明されたのです。
日本人の近親者が行けば、直ぐ釈放される!
捜査員が話すにはこの様な犯罪の、身元引受人に日本人が行くことは,ほとんどないそうです。
その場合、大部分の外国人犯罪者は母国に強制送還されます。
捜査員の話では外国人、とくに韓国人、フィリピン人、イラン人の犯罪の多さには手を焼いていることに、苦労していましたね。
今では中国人やベトナム人がこれに加わりますかね。
甥っ子はビザ期限が切れてオーバーステイの状態でしたが、私が責任を持つて帰国させるという約束で、釈放してくれました。
私や元妻が行かなければ、オーバーステイだつたので、おそらく強制送還されていたと、思います。
あれから25年近くたちましたが、甥つ子もいい年の中年オヤジになつているはずです。父親が学校経営者だつたので、その跡継ぎにおさまつているかもしれないですね。
もし彼と会うようなことがあれば、意地悪くこの時のことを話題にして、からかつてみたい気がします。どんなリアクションがあるでしょうか。
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