無駄金を使わないー商材(商品)選びの留意点!!私の失敗だらけの体験!![4]
起業後初めて売ったのが空気清浄器
6年間勤務した職場を辞めたあと、失業保険(現在の雇用保険)を受給しながらハローワークや新聞で仕事を探しました。
見つかつたのがセールストークが修行できる、スーパーマーケットでの低周波治療器の販売です。年の修行後、自分が売りたい商品を新製品情報誌で見つけたのです。
高電圧を金属の銅針にかけて、空気をきれいにする新製品というふれこみ商品です。
米国製のイオン発生方式という新しい機能を持つ空気清浄器で、当時横浜にあつた販売元に行き、性能を確認。すぐに販売するのを決めたのです。
定価が|¥19800で卸価格が¥10000だつたと記憶してます。6台まとめて買取が条件でした。国内で比較できる同種の空気清浄器がないうえ、商取引にまつたくの素人の私は、それでも満足していたのです。
長く商売をしている人は、商品を一目見て製造コストや扱う価値があるものか、判断できるといいます。商売人経験ゼロの私はその判断が出来なかつたのですが、20~30台を販売した後で問題がわかり、販売を止めました。
空気清浄の性能自体はすごいもの
チラシを印刷して毎晩、高速道路沿い六本木界隈のマンションに投函したのですが、お客様の反応は上々。
目の前で性能を見てもらうため、折り畳みできる,透明のアクリル板で箱を作り、その中で2~3本の線香を燃やして実演したのです。
清浄器の大きさは縦25cm、直径10cm足らずのコンパクトなのですが、ものの30秒もたたないうちに,真白な箱の中が透明になるので、見てくれたお客様は感激して購入してくれました。
販売の滑り出しはまあまあだつたと思います。そのお客様の中に著名な方がいました。六本木の自宅マンションに呼ばれ、喘息に悩んでいたとのことで、三台まとめて購入されました。
鈴木庸一様で、若い人は知らないでしょうが、歌手青江三奈の名曲「伊勢佐木町ブルース」や渡辺マリの「ドドンパ娘」の作曲で有名な方です。
初めて小切手を扱う、商売初心者の私だつた!
代金は現金ではなく、小切手なのでよく覚えていたのです。恥ずかしながら商売人なら、誰でも取り扱う小切手を初めて手にしたのが理由です。
お客様に教えてもらうのも、あまりに恥ずかしいので帰り道書店で、現金化の仕方を調べて銀行へ急ぎました。
それほど能天気な若い頃の、写真です。
〔このブログを書いてる途中、鈴木様を思い出しググると、2010年にお亡くなりになつてました。ご冥福をお祈りいたします。〕
余談が長すぎましたが、清浄器を以前販売したある会社に立ち寄つたところ、思いがけない苦情をいただいたのです。
いわく「性能は良すぎるくらい良いけど、良すぎて清浄器置いた後ろの壁が黒く汚れる」と。
見ると確かに言われた通りに汚れています。原因は発生した大量のイオンが、塵とともに壁に吸着したことです。
クレームを販売元に報告したところ、清浄器のうしろ側に、イオンを吸着するアクリル板を設置することで、とりあえずお客様には納得してもらいました。
それ以降清浄器の販売時には,アクリル板がセツトになりました。
私はこの清浄器の欠点は、むしろ製品として未完成なもので、販売するのは時期尚早と考え販売から手を引きました。販売後のクレームを危惧したからです。
現在販売中のどのメーカーの空気清浄器にも、内部にイオン発生機をとりつけ、集塵を器内に閉じ込めるように改良されているのは、技術進歩のおかげかな。
機械MONO 商品はすぐ陳腐化の危険!
価格も高いので扱いは慎重に!
商材の買取は40%、委託販売は50%をめどに決める結論です
#画像クリツクで商品詳細