寄り道だらけの高校時代・思い込みが!(95)
思いを寄せた娘と踊ったフオークダンス!
前回のブログで、「片思いの娘とフォークダンスを踊ったグラウンド」と書いてから、高校時代の甘酢っぱいような、ほろ苦い気持ちを思い出しました。
(市立尼崎高校・旧校舎)
常時昼休みに流されていたフォ―クダンス曲の「オクラホマ・ミキサー」やロシア民謡の「コロブチカ」を聞くと、輪の中でN子と何時ペアが組めるかと秘かにワクワクしたものでした。
男女がペアになり手をつないだり、両手を持つて・離れて回転したりステツプを踏んだだけで、1日が楽しくなるのでした。
今は煮ても焼いても食えない私ですが、若い時はフォ―クダンスで手を組んでも、一言も言えない程純情だつたのですよ。
進学コース選択で大失敗
私が通っていた市立尼崎高校は普通高校で、水泳部で練習試合を年中行事で行つていた県立芦屋高校とは違い、特に進学校というほどではありませんでした。
現在は知りませんが戦前は女子校だつたせいか、のんびりした校風だつた気がします。
その様な高校でも当時は、大学受験に向けて3年生に進級時には文系か理系学部に行くのかによつて、クラス替えが行われました。
私はもともと数学が苦手で、県のテストでは英語や社会などでは学年トツプを争いましたが、数学・物理は平均以下でした。
成績で判断すると文系コースを選択するのが当然でしたが、担任には理系コースに行くと報告しました。
担任には理系コースに行くと、今の成績では留年するかもしれないぞ、と呆れられ叱られもしましたが、なんとかもっともな理屈で通しました。
彼女と同教室を願い、理系コースを選択!
多分国公立の大学しか経済的に無理だから、と理由を言っていたはずです。
というのは国公立の大学入試に数学は必須科目だつたからです。
しかし私の本心はラブレターを出したこともあるN子と同じクラスで勉強したかつた、だけなのです。
N子は私と違い数学が得意で、学年トツプになつたこともある位優秀な成績を収めていたので、当然大学は理系コースを選ぶものと思い込んでいたのです。
しかし受験のクラス分けが貼りだされたのを見て、愕然としました。
彼女は文系コースを希望して、そちらのコースに入つていたのです。
それからというものの大学受験までの1年間は地獄でした。
男子生徒の少ない彼女の教室を通リすがりに見ながら、己のアホさ加減を恨みました。
授業では早々に理系進学をあきらめ数学や物理の授業では、英語などの文系受験科目の内職ばかりしていました。
将来の仕事も特に信念があるわけでもないのに、弁護士になるつもりで、司法試験合格者の多い私立大学に決めました。
ストレートで合格した私は、大学の司法研究会に入り司法試験を目指しましたが、1年もたたないうちに、この学問は自身の肌?には合わないと弁護士をあきらめたのです。
法学者が言う「リーガルマインド」思考に対して、私は創造性のない?窮屈さを感じたのが大きな原因です。
人生の寄り道ではない!寄り道そのものが人生と気ずく!
折からの全共闘運動がわが大学にも押し寄せ、それらの運動に興味がなかつた私は様々なアルバイトにハマり、卒業まで大学で7年間を過ごすことになる寄り道をしたのです。
今にして思うと、高校時代から大学卒業までの9年間は寄り道だらけの人生だったかもしれません。
いや寄り道そのものが私の人生だつたのです。
第2の人生の落とし穴
私は韓国人の女性と結婚し、2年ほどで同居生活を解消したのでよくわかりませんが、ご主人が定年退職時に、いきなり離婚を持ち出す奥さんがいて一時社会問題として話題になりました。
ご主人と離婚する特別の理由もないのに、離婚を言い出す奥さんの考えの背景には、今までのご主人との夫婦生活は自身の人生の寄り道だつた、というのがあるのかもしれない気がするのです。
結婚した理由には、出来ちゃつた婚、好きでもないのに押し切られた婚、生活のため婚などいろいろあると思いますが、ご主人の定年を迎え自身の人生を振り返つてみた時に、自分の人生は本当にこれでよかつたのか、疑問に感じるのでしょうか。
相思相愛だつたにも拘わらず、私は自分の本当の気持ち以外の何かで誤つて結婚したのではないか、という懐疑の念です。
定年時にご主人の夫としての、また子供の親としての魅力、人間的な魅力があれば奥さんはネガティブに考えないと思うのです。
仮に離婚を考えても、定年まで数十年間夫婦で営まれてきた現実は、結婚2年後には同居を解消、事実上離婚した私には余程羨ましい生活です。
寄り道ではない人生を悟り、決断するのが大事!
そこで私は思うのです。
「貴女の今までの人生は寄り道の人生ではない」。
自身の本意ではなかつたかもしれませんが、今までの人生はどの様な意味でも貴女の人生です。
現在の貴方の全ての生活環境は、過去その時その時にあなたの考え・行動が反映されて積み上げてきたものです。むろんそれが全てではありませんが。
これからの人生も、今貴方がどののようなことを考え、努力しているかがこれからの人生を形つくるはずです。
その現在の姿を正しく見据えて、大事な決断ができればよいと願うばかりです。
青年の方には「いま過している時間は決して寄り道の時間ではない」とアドバイスしたいですね。
若し今の生活が寄り道タイムだと思っているならば、確実に人生を無駄にします。
なぜなら一度しかない人生に、寄り道はありません。
寄り道だと安易に考えていると、あなたが本来目標とした人生を見失なう危険があります。
定年時に離婚うんぬん問題が出るのも、男女ともどもこの様な姿勢が原因にある気がするのです。
戻ることのない人生を大切に使って下さい。
いつの間にか寄り道話が、更に寄り道してしまいました。
人生寄り道ばかりしていた、私の自分史を反省でまとめてみました。
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